漂うホンモノの予感 ソフトB上林、打撃練習で衝撃場外弾も「まあまあ」

打撃不振の昨季から再浮上へ、「全部白紙に戻して自主トレに」

 昨季は飛躍が期待されながら、オープン戦から打撃不振に陥った。ファームでも打率.247に終わり、なかなか浮上のきっかけはつかめなかった。「去年あんなだったので、全部白紙に戻して自主トレにいこうと思った」とし、取り組み始めたのは「腕が先に出て、腰が後から回る」というイメージだ。

 自主トレで師事する内川聖一からのアドバイスを取り入れた。これによって、ヘッドが走るようになり、さらにはバットが体の近くを通り、ヘッドが立つのだという。昨秋キャンプではマリナーズのイチローをイメージした「振り子打法」で練習したが、それも「間を取るための練習の一環だった」という。

 打球を見れば、昨季との変わりぶりは一目瞭然だ。今後スタートする実戦、オープン戦で、上林のバットに注目してもらいたい。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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