復帰2年目のダルビッシュ 米サイトは「球界最高の一人と見るのが妥当」

ダルビッシュに今季必要は3つのポイントとは?

 そして、同サイトが今季必要な3つのポイントの1つ目として挙げているのが、まさに「健康を保つこと」。つまり、離脱することなくシーズンを過ごすことだ。過去の“離脱歴”を振り返りながら、「ダルビッシュが大型契約を得るには、200イニング以上を投げ抜けることを見せなければならないだろう」と指摘。故障のリスクを減らすことが必要だと訴えた上で「ポジティブな傾向としては、ダルビッシュはスライダーの投球頻度を減らしている。13年には30.7%であったが、16年には17%まで減少している」という事実に言及した。

 2つ目は「左打者対策」。ただ、これについてはすでに改善傾向にあるという。「ダルビッシュは左打者(被OPS.671)よりも右打者(被OPS.609 )を得意としている。しかし、これは昨季変化した。ダルビッシュは左打者を被OPS.607とキャリアで最も抑え、奪三振率もキャリアベストであった」。これが継続できれば、今季は期待できそうだ。

 左打者を抑え始めた中での「大きな違い」として挙げられているのが、“ピッチングスタイル”の変化。記事では、MLB公式サイトから、ダルビッシュの「左打者の内角によりフォーシーム(直球)を投げるようにしたことが、効いていると感じています」というコメントを引用。15年までは左打者に投じたフォーシームが全体の27.6%だったのに対して、16年は42.3%まで上昇していたというデータも持ち出している。

 そして、「内角へのフォーシームは直接的な要因とはなっていないが、ゾーンを広く使うことにつながっている」と分析。外角低めへの直球が生きることとなり、被安打.223に抑えられていると結論づけた。

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