田中に加えダルビッシュも…NY紙がヤンキースの2018年エース候補を挙げる

今季終了後にFAのダルビッシュも上位で登場

 田中は2014年から総額1億5500万ドル(約130億円)の7年契約を結んでおり、今季4年目のシーズンを終えてオプトアウトすれば、3年総額6700万ドルの報酬を捨てることになる。ただ、31試合に登板して199回2/3を投げ、14勝4敗、リーグ3位の防御率3.07、同5位のWHIP(1イニングあたりの被安打+与四球)1.08という好成績を残した昨季並みの投球を見せれば、1年平均3000万ドル(約34億円)程度での大型契約をつかめる可能性は高い。

 記事では、「これまでFA市場は、タナカのような肘に時限爆弾を抱えている優秀な投手を歓迎したことはなかった」と、右腕がメジャー1年目に負った右肘靭帯部分断裂の不安はまだあると指摘しながら「ヤンキースは、タナカとなら最も快適なシーズンを過ごすことができるのだろうか」と言及。来年のエースに最も近い存在との見方を示している。

 2番手には、田中と同様に今季終了後にオプトアウトの権利を持つジョニー・クエト投手(ジャイアンツ)が挙げられており、ダルビッシュは3番手として登場している。

 ダルビッシュは今季で6年契約が満了し、シーズン後にFAとなる見込み。ただ、レンジャーズは開幕前やシーズン中の契約延長成立を望んでいるとも報じられている。ダルビッシュについても、1年平均3000万ドルでの5、6年契約になる可能性があると地元紙などが予想しており、動向に注目が集まる。

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