マーリンズ社長が球団売却報道について言及 「多くの噂が飛び交っている」
球団公式サイトが伝える、「球団売却の報道に関して重く受け止めていない」
マーリンズのデビッド・サムソン球団社長が、米複数メディアに報じられた球団売却のニュースについて口を開いた。球団公式サイトが伝えている。
記事では「デビッド・サムソン球団社長はマーリンズが球団売却を考えているという報道に関して重く受け止めておらず、2017年の主な目標はポストシーズン争いに加わることだと強調した」と紹介。同社長は一連の報道について、 「多くの噂が飛び交っている。常にあらゆる事が起こっている。これらの噂は、他の噂と何が違うんだ。時間が経てば分かるだろう」 と言葉を並べたという。
球団公式サイトでは、現オーナーのジェフリー・ローリア氏が球団売却に前向きであるという「憶測」が浮上していると指摘。16億ドル(約1800億円)で売却することに「口頭合意」したとする米経済氏「フォーブス」の報道についても言及している。
ただ、それについてもサムソン球団社長は「僕はそのようなことを誰かに言った覚えはない。見当がつかないよ」と話したという。さらに、地元紙「ニューヨーク・タイムズ」が、ドナルド・トランプ米大統領の娘のイヴァンカ・トランプの夫、ジャレッド・クシュナーの弟にあたるジョシュア・クシュナーが買収に興味を抱いていると報じたことについても「確かに、僕とコミッショナーは話をした。その結果、彼(コミッショナー)があの声明を発表したんだ」と説明。メジャーリーグ機構(MLB)は、ジョシュアの父のチャールズ・クシュナーはマーリンズ買収に関与していないとする以下の声明を発表している。
「MLBのルールでは球団買収に関するいかなる話し合いもコミッショナーに報告しなければならない。現状、直接的にも間接的にもチャールズ・クシュナーが参画しているということを報告されていない」
イチロー外野手に加え、今季からは田澤純一投手も所属するマーリンズ。球団の未来はどのようなものになるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count