正遊撃手のポジション獲りへ…2年目のロッテ平沢大河が挑む「チャンス」

実戦を想定して受けるノック、「勝負をかけられるかどうかは練習の差」

 打撃では、11日に行われた台湾・ラミゴとの交流試合で、5回に右越えソロ弾、8回には右中間を破る三塁打を放ち、早速実戦で結果を残した。守備では実戦を想定して、ノックを受ける時に右手を使わず、グラブをはめた左手だけでハンドリングの練習をすることを欠かさない。

「パ・リーグは足が速い選手が多いので、(打球の)正面に入らないで逆シングルで取って投げる場面も増える。一か八かっていうプレーもあると思うんで、そこでアウトにできるかどうかは、すごく大きいと思いますし、投手の成績にも関わるところなんで頑張りたいと思います。紙一重の場面で勝負をかけられるかどうかは練習の差。そこの意識を持って練習しています」

 中村奨吾らと争う正遊撃手のポジション。開幕を迎える時、そこに平沢の名前があるのか否か。1年の経験を踏まえ、高いプロ意識を持って臨む2年目、平沢はチャンスに挑む勝負の春を過ごしている。

【了】

佐藤直子●文 text by Naoko Sato

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