DeNA先発陣、ローテ入りへ注目の争い 紅白戦で候補4投手が登板

今季初実戦の紅白戦、熊原が好投

 DeNAの沖縄・宜野湾キャンプでは12日にチーム初実戦となる紅白戦が行われ、先発ローテーション入りを狙う4人の先発候補がそろって登板した。

 白組は熊原が先発。力強い直球とテンポのよい投球で3回2安打無失点の好投。出塁を許した1、3回は後続の打者からしっかりと併殺打を奪って切り抜けた。

 熊原の後を受けたのは三嶋。昨秋からラミレス監督が名前を挙げて期待している存在だが、この日は3回6安打、4失点(自責点3)。2度、連打を浴びて失点を許すなど、アピール成功とは言い難かった。

 紅組の先発は砂田で3回6安打2失点。投げた3イニング中2度、先頭打者の出塁を許す内容。現時点では先発で調整しているが、昨季は中継ぎで大活躍。今後の起用法に注目が集まる。

 砂田からのマウンドを引き継いだ3年目の飯塚が大誤算。ストライクとボールがはっきりし、2回6安打、9失点。61球を要し、予定されていた3回を投げさせてもらえなかった。

 現時点でDeNAの先発ローテは石田、井納、今永が確実で、クラインかウィーランドが4番手に。5、6番手はこの日投げた4人に加え、ベテランの久保、新人の浜口がライバル候補といえそうだ。競争はまだまだ続く。アピールのチャンスを棒にふっている暇はない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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