ハムから3年連続新人王も? 高卒3年目の191センチ右腕にかかる大きな期待
「投手・大谷」不在も…20歳の新戦力候補・石川がキャンプで存在感
1軍での登板は昨年9月30日のロッテ戦のみ。それもリーグ優勝が決まった後の消化試合だった。それでも、主に中継ぎだった2軍では40試合に登板し、1勝1敗2セーブ、防御率3.53。計51投球回で50奪三振。8.82と高い奪三振率を記録した。山形中央高時代から3キロアップした最速151キロの直球、三振の取れるフォークと1軍で勝負できる球もある。
チームの先発投手では開幕投手候補の有原航平、昨季新人王の高梨裕稔、メンドーサらがおり、復活を目指す斎藤佑樹らもアピールを続けている。リリーフ陣も昨季21セーブのクリス・マーティン、守護神返り咲きを目指す増井浩俊、谷元圭介、宮西尚生ら選手層は厚い。
大谷の穴を埋めるのは容易ではないが、15年の有原航平、16年の高梨裕稔に続くチーム3年連続新人王の期待もかかる。卓越した手腕を誇る栗山英樹監督が、期待の星をどのように起用するかも注目だ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count