「レ軍はダルビッシュと契約延長しない」!? 地元紙が分析する3つの理由とは
「資金的な余裕がない」との分析も「残留させた方が理に適っている」?
2つ目は「球団は成り行きを見守っている」ということ。ダルビッシュが圧倒的な成績を残せばオフにFAになると予想し、反対にチームが優勝争いから脱落していればチームの改革を早めるため、トレード期限までに右腕を放出する可能性があると分析している。
3つ目は「資金的な余裕がない」ということ。引退したものの契約が残るプリンス・フィルダー氏、さらに秋信守外野手、エルビス・アンドラス内野手の3選手の名前を挙げ、「彼らに対する契約上の義務がレンジャーズを大型契約から遠ざけるだろう」と説明。ほかの主力選手との契約が資金的にダルビッシュとの新たな大型契約を困難にするとしている。
ただし、記事では「もしそうなら、オフに一流の先発投手は獲得できない」と指摘。その場合、18年はハメルズ、ペレスという実績ある投手がいるが、ローテーションを完成させることはできないと予測している。
「2018年に優勝争いを繰り広げるつもりなら、NO1もしくはNO2の実力を持つ投手を加える必要がある。ダルビッシュはすでに、その能力を兼ね備えている。これほど優秀な投手を探すために、どれほどレンジャーズが苦労しているかを考えると、ダルビッシュを残留させた方が、理に適っているのではないだろうか」
このように背番号11の必要性を訴え、記事は締めくくられている。果たして、来シーズン着るユニホームはレンジャーズか、また別のチームか。少し気の早い話だが、ダルビッシュの投球はもちろん、去就に注目が集まる1年となりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count