MLB全球団の開幕投手「最有力」は？　田中はすでに「発表」、ダルも「値する」

MLB公式サイトが特集、ジラルディ監督が公表した田中は「間違いなし」で登場

　2017年シーズンの開幕まで約1か月半となり、MLB各球団はバッテリー組が続々とキャンプインしている。海の向こうでも毎年、注目を集めるのが、各チームの開幕投手だ。MLB公式サイトでは、全30球団の開幕投手を予想する特集記事を掲載。すでに“内定”したヤンキースの田中将大投手に加え、レンジャーズのダルビッシュ有投手も候補に挙がっている。

　記事では「先発投手の誰もが、開幕の日にマウンドへ上がることを望む」と紹介。日本と同様、メジャーでも開幕投手は先発ピッチャーにとって最高の名誉となるだけに「162試合あるシーズンで、最初に誰がボールと取るかというのは重要ではないかもしれない。しかし、開幕投手を務めるのは光栄なことである」として、各球団の「最有力候補」を紹介している。

「不動の開幕投手」「間違いなし」「第一候補」「異論あり」「候補」の5段階に分け、球団名と選手名を確率の高い順番に列挙。例えば、「不動の開幕投手」には、ドジャースのクレイトン・カーショー、マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス、タイガースのジャスティン・バーランダーと不動のスーパーエースの名前が並んでいる。

　田中については、ジョー・ジラルディ監督が14日（日本時間15日）に早くも今季の開幕投手に指名したことが米メディアに報じられたが、記事では「間違いなし」の項目で登場する。田中は15、16年も開幕投手を務めており、3年連続となれば、野茂英雄氏（ドジャース）を上回り日本人初の快挙だ。

　寸評では「火曜日、ジョー・ジラルディ監督は田中が3年連続となる開幕投手を務めることを発表した。2016年には初めてフルシーズンを経験。199回2/3を投げ、防御率3.07を記録した」と昨季の成績も紹介。田中はこの他にも14勝4敗、リーグ5位のWHIP（1イニングあたりの被安打＋与四球）1.08など好成績をマークし、エースとしての立場を確立した。