MLB全球団の開幕投手「最有力」は? 田中はすでに「発表」、ダルも「値する」
レンジャーズはハメルズが候補も「ダルビッシュが健康ならば…」
また、レンジャーズでは左腕コール・ハメルズが「最有力候補」とされているが、“ステータス”は「異論あり」となっている。トミー・ジョン手術からの復帰2年目を迎えるダルビッシュの存在が、レンジャーズの開幕投手の行方を不透明なものにしている。
「この左腕(ハメルズ)は2016年に開幕投手を務め、優秀な成績を残しているため(32試合先発、防御率3.32)、優位と言えるだろう。ユウ・ダルビッシュはレンジャーズで開幕投手を務めたことがない。しかし、健康であるならば開幕投手に値する存在だ」
記事では、このように予想。ダルビッシュはメジャー3年目の2014年に開幕投手に内定していたものの、直前に首の張りで故障者リスト(DL)入り。さらに、2015年も開幕投手を務める見込みだったが、オープン戦で右肘靭帯損傷の重傷を負い、開幕直前にトミー・ジョン手術を受けた。不運が重なり、大役を務めた経験は1度もないが、コンディションが万全ならその資格は十分にあると言えるだろう。
また、マーリンズの元中日左腕チェン・ウェイン投手も2年連続の開幕投手候補だが、こちらのステータスは「候補」にとどまっている。
「ホセ・フェルナンデスが悲劇的な死を遂げた。マイアミは2年連続となる開幕投手をチェンに託すだろう。しかし。1年目のシーズンは期待外れだった。左腕のアダム・コンリーは2016年素晴らしい活躍を見せた。フリーエージェントで移籍したエディンソン・ボルケスも候補である」
昨年はチームの戦略もあり、移籍1年目で開幕投手を務めたチェン。フェルナンデスが昨年9月にボート事故で急逝する悲劇もあり、今年も大役を任されそうだが、22試合登板で5勝5敗、防御率4.96と低調に終わっただけに、スプリングトレーニングで存在感を示したいところだ。