岩隈久志、地元メディアにWBC不参加の理由語る マリナーズ監督も貢献に感謝
マリナーズ監督も右腕を高評価「昨シーズンは本当に助かった」
マリナーズの岩隈久志投手がWBC不参加の理由を地元メディアに語っている。地元紙「タコマ・ニュース・トリビューン」電子版が伝えている。
同紙は「イワクマは来たるシーズンへの“忍耐”のためWBCを回避」との見出しで特集。本人が「国のために投げるのは名誉なこと。自分も以前そうしました。でも今年はここで投げて、長いシーズンを投げ抜くことが僕の優先事項でした。シーズン全体で33試合先発する。それが僕の選択です」とコメントしたことを紹介している。
岩隈は昨季防御率4.12ながら自己最多の16勝をマーク。33試合で199イニングを投げ、先発ローテを支え続けた。記事の中でスコット・サーバイス監督も「昨シーズンは本当に助かった。特にフェリックス(・ヘルナンデス)が離脱した時、我々は先発が着実にイニングをこなすことに苦労していた。彼は我々の中で最も堅実であった。最後に少し疲労が出たけれど」と高い評価を下している。
そんな右腕はスプリングトレーニングの取り組みについて「のんびり。徐々に前進する。急がない。忍耐強く」とコメントし、シーズンの最後まで力強く投げ切ることを目標に掲げたという。
メジャーで63勝を積み上げた右腕が侍ジャパンに参加すれば大きな戦力となったのは間違いないが、本人は所属するマリナーズに全力を注ぐ覚悟。35歳の飛躍が期待される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count