ソフトB島袋が「ポスト森福」狙って猛アピール「自分が結果を出していく」
甲子園春夏V左腕、16日紅白戦での好投に続き、18日再登板
「ポスト森福」の座を奪うため、アピールを続けている。ソフトバンクの島袋洋奨投手。16日の紅白戦では1回を3者凡退に封じ、17日にはブルペンに入って投球練習。連投にもかかわらず、真っすぐだけを108球。その投球には熱がこもった。
「今日はよかったと思います。球の回転も、軌道もよくなってきた」と振り返った左腕。興南高で10年に甲子園春夏連覇を成し遂げ、聖地を沸かせた「琉球トルネード」から、糸を引くような真っすぐを捕手のミットへと次々と投げ込んでいった。
昨季まで在籍した森福允彦が巨人へとFAで移籍。「左の中継ぎ」のポジションは空位となった。この宮崎キャンプ。飯田優也、嘉弥真新也の2人とともに、左の中継ぎ候補としてA組に抜擢。キャンプ序盤のブルペンでは制球に苦しむところも見られたが、この日の投球に、その様子は見られなかった。
18日に行われる紅白戦に再び登板予定。3連投となるが、「今日はどうしても投げたかった」という。開幕まで生き残りをかけた戦いは続く。
「他の人の結果は気にしていないです。自分が結果を出していくことだけしか考えていない」
甲子園春夏V左腕は、必死に結果を追い求めていく。
【了】
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani