ソフトBの侍Jコンビが初実戦で手応え 武田、千賀ともに1失点で抑える

武田は3回を2安打1失点、千賀は2回を2安打1失点

 ソフトバンクの侍ジャパンコンビが、上々のスタートを切った。武田翔太投手、千賀滉大投手が宮崎キャンプ第4クール3日目の18日、紅白戦で今季初の実戦マウンドに上がった。武田は3回を投げて2安打1失点、千賀は2イニングで2安打1失点だった。

 白組の先発で登板した武田。初回は福田秀平を遊ゴロ、本多雄一を二ゴロ、長谷川勇也を遊ゴロに打ち取り、3者凡退。2回は同じく侍ジャパンメンバーの内川聖一を中飛に打ち取ると、吉村裕基をカーブで空振り三振、塚田正義を147キロの真っすぐで見逃し三振に切った。

 最後のイニングとなった3回は、先頭の釜元豪に右翼線への二塁打を許すと、1死三塁から甲斐拓也に右前適時打を浴びて失点。それでも、この日は最速147キロをマークし、「カーブの感じも良かったし、真っすぐもいい感じだった。(状態は)70%くらいまで来ている。あとは精度ですね」と手応えを口にした。

 千賀は紅組の2番手で3回から登板すると、先頭で打席に立った売り出し中の真砂勇介に、いきなり左翼線に二塁打。暴投で三進を許すと、牧原大成の遊ゴロの間に1点を挙げられた。2イニング目となった4回は中村晃を左飛、今宮健太を右邪飛に取り、最後は侍ジャパンの松田宣浩を空振り三振に切った。

 7年目右腕は最速151キロを計時。「前回の(シート打撃の)ように荒れなくて、ある程度ストライクゾーンに投げられたので良かった。まだ変化球の練習が少ないので、腕の振りが緩い。どの変化球も腕を振っていくこと。1個ずつ段階を踏んで、いい準備が出来たらいいかなと思います」と、感触は良さそうだ。

 3月のWBC本番に向け、着々と準備が整っているようだ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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