工藤監督を悩ませる? ソフトB若き2人が侍斬り 紅白戦でアピール合戦

12球団屈指の選手層で若手が続々アピール…工藤監督も頭を悩ませる?

 そして、売り出し中の「ミギータ」真砂だ。こちらは白組の「7番・右翼」で出場。3回先頭の第1打席では、侍ジャパンメンバーの千賀滉大から左翼線への二塁打。6回の第2打席でも左翼線への二塁打を放ち、いずれも本塁へ生還した。

「結果は気にしますけど、それよりも内容。今日は内容が良かった」という背番号64。今季初の実戦となった16日の紅白戦では1安打していたものの、「初球のクソボールを振ったり、甘いファーストストライクを見逃したりした」と反省。この日はファーストストライクから積極的に振りにいき、こだわる1打席の内容にも納得できた。

 2人のほかにも、甲斐のライバルとなる山下が2安打1打点。栗原も第2打席に左前適時打を放った。釜元豪も右翼線への二塁打を放ち、牧原大成は左前適時打を俊足を生かして二塁打にして持ち味をアピールした。

 12球団屈指の選手層を誇るソフトバンク。開幕1軍の枠は、どの球団よりも狭いといえる。その中で次々とアピールする若手たち。選手を振るいにかける工藤公康監督も、きっと頭を悩ましていることだろう。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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