ソフトB和田、初実戦登板は不安残す内容に 2回4失点「こわごわ投げていた」
紅白戦に登板、「自分のボールを投げられなかった」
ソフトバンクの和田毅投手が今季初の実戦登板で不安を残した。宮崎キャンプ第4クール最終日の19日、紅白戦に先発したが、2回を投げて3安打4失点と散々な出来に終わった。
昨季終盤に左肘痛のために離脱し、ロッテ、日本ハムとのクライマックスシリーズも欠場。9月17日のオリックス戦(ヤフオクD)以来となる実戦でのマウンドだったが、1死から今宮健太に甘く入った2シームを右前に運ばれると、一、二塁からカイル・ジェンセンに中前適時打。明石の内野ゴロの間に2点目を奪われると、上林誠知には高めに入った真っすぐを右翼席に運ばれ、2ランを被弾した。
「全然良くなかったですね。自分のボールを投げられなかった。(投げる前から)良くないな、打たれるだろうな、という中で打たれた」と振り返った左腕。キャンプも終盤に入り、疲労が蓄積。この日は左内転筋に張りを感じており「グッと押し込めなかった。2年前に痛めたことが頭をよぎって、こわごわ投げていた」という。
昨季、最多勝と最高勝率に輝いた左腕。2017年は、幸先のいいスタートとはならなかった。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani