ロッテ新助っ人パラデスが“来日初ヒット” 西野の「落ちる球」を弾き返す
スプリットをセンター前へ、17日の紅白戦で2四球「おかげてヒットを打てた」
メジャー通算20本塁打のロッテ新外人ジミー・パラデス内野手(28)に“来日初ヒット”が生まれた。白組の「4番・DH」で紅白戦に出場し、初回に今季から先発に再転向する西野の変化球を中前に弾きかえした。
「スプリット、落ちる球をヒットにした」とパラデス。17日の紅白戦では5打席で無安打。ただ、本人は3回と8回に四球で出塁し「(日本人投手の)色々な球が見られ、あの2つの四球のおかげでヒットを打てた」という。ドミニカ共和国出身のスイッチヒッターは、3回には左腕・藤岡に対して右打席で遊ゴロに倒れた。
昨季はブルージェイズ、フィリーズでプレーしており、メジャー通算332試合出場で100打点。デスパイネの抜けた4番を打つことが期待されている。2015年にはオリオールズで104試合に出場して10本塁打をマーク。内外野をこなせるが、基本はDHと見られている。打撃専念で一発が求められるだけに、今後の練習試合、オープン戦を含めて、実戦での打撃が注目される。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono