20日WBC台湾代表とキューバ代表が練習試合　台湾先発はロッテのチェン

キューバ代表ではデスパイネが出場予定

　3月の第4回野球日本代表「侍ジャパン」は23日から宮崎で直前合宿を始めるが、1次リーグを東京、ソウルで戦う各チームも各所で合宿を行っている。オーストラリアでの合宿を終えて帰国したチャイニーズ・タイペイ代表は20日、台中でキューバ代表との練習試合に臨む。そして、チーム力を量る試金石とも言える一戦に先発するのが、ロッテの陳冠宇だという。地元紙「自由時報」電子版が伝えている。

　台湾・台中で行われる練習試合は、現地時間の20日午後6時から開始。プレーボールの声が掛かる時、マウンドに立つのはロッテの左腕・チェンだ。2011年に横浜入りし、2014年に1軍デビュー。横浜では1軍登板は1試合にとどまったが、2015年にロッテに移籍すると開幕1軍の座を勝ち取り、14試合に登板、5勝4敗、防御率3.23の成績を収めた。昨季は2軍と行き来しながら1軍では7試合に登板、1勝1敗、防御率4.01だった。

　2015年オフに開催された第1回WBSCプレミア12に、チャイニーズ・タイペイ代表として参加。この時は初戦オランダ戦に先発するも、思い通りの結果を残すことができなかった。前回に続き、今回のWBC代表メンバーに選出。先発の一角として大きな期待を寄せられている。

　20日の練習試合では、キューバ代表として昨季までロッテでチームメイトだったアルフレド・デスパイネ外野手が出場予定。今季からソフトバンクに移籍した大砲を相手に、どんなピッチングを見せるかに注目が集まる。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count