DeNAが今季最多9得点で快勝 1000万円“伏兵”の出現で外国人枠争い激化へ
外国人3番手は抑え候補のパットンも、シリアコ参戦で残り2枠は混沌
2人に続く存在は昨季ワールドシリーズを制した世界一軍団・カブスから加入した抑え候補のパットン。以降は、先発候補の新外国人・ウィーランドと昨季5本塁打を放って二、三塁を守れる内野手・エリアンと争う構図とみられていたが、シリアコも持ち前の打撃力で参戦し、混沌としてきた。
ラミレス監督が就任1年目の昨季は、クリーンアップ候補として獲得した新戦力の内野手・ロマックが0本塁打。ロペス、モスコーソ、ぺトリック、エレラに加え、シーズン途中にザガースキー、エリアン、ブロードウェイと獲得し、最大8人が在籍。しかし、助っ人として安定してチームの戦力となったのは、ロペスくらいだった。
コマのやりくりに苦労しながら球団史上初のCS進出に導いた指揮官にとって、豊富な外国人は贅沢な悩みとなるだろう。投手2、野手2、投手3+野手1など、さまざまなバリエーションが考えられる。「目標は80勝して優勝すること」と掲げる今シーズン。外国人がきっちりと機能すれば、19年ぶりの頂点も決して非現実的ではなくなってくる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count