イチローは「伝説」 ロッカーが隣になった有望株が気をつけていることは…

イチローの「最高のチームメート」としてメジャーでプレーできるか

「イチローとの世間話もアンダーソンにとってはこの春に起こる出来事の一つだ。そして、これから先も同様でありたいと願っている」。記事では、このように伝えている。マイナー契約の招待選手が次々と降格となり、日を追うごとにクラブハウスが閑散としていくメジャーキャンプ。厳しい世界で23歳の有望株がどこまで生き残れるのか、注目が集まる。

 もっとも、ドン・マッティングリー監督が「彼に色々と異なることを行わせて、成長を妨げることだけはしないように気をつけている。彼のサードでのプレーを気に入っているし、彼には三塁手として成長していってほしい」と話すように、球団内でアンダーソンに対する期待は大きい。アンダーソン自身は「取り組む姿勢であったり毎日の努力に関しては自分次第だ。もし、チームが僕に外野手としてのプレーを希望するなら、出来る限り頑張るよ。内野の他のポジションに移ることになっても、望むところだ」とも話しているが、レジェンドの“隣”で学ぶ日々は、大きな財産になるはずだ。

 昨年6月15日、敵地パドレス戦でピート・ローズの歴代最多安打記録(4256安打)を超える日米通算4257本目のヒットを放ったイチローは、試合後の会見で「去年このチームに来て、1年一緒にやって、今年メンバーが少し変わったんですけど、チームメートとしては最高のチームメートとハッキリ言える、まぁ“子”たちですよね、もう、年齢差から言えば。本当に感謝してます。彼らには」と話していた。アンダーソンも今季、イチローが絶大な信頼を置く「最高のチームメート」としてメジャーでプレーできるだろうか。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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