ハム斎藤佑に最適なポジションは? 先発&救援ともに争い熾烈
先発も救援も争い熾烈
通算6年間では先発で54試合、14勝20敗、防御率4.03。救援では14試合、0勝0敗、防御率5.35となる。前述のようにリリーフで登板しだしたのは15年以降だが、斎藤自身は先発の方が結果を残している。
ただ、日本一連覇を目指すチームの開幕ローテ争いは激しい。チームの先発枠では二刀流・大谷翔平が右足首痛を抱えており、投手復帰が依然として見えないが、昨季の日本一を先発として支えた有原航平、高梨裕稔、ルイス・ メンドーサ、加藤貴之の4枚が健在。インディアンス3Aから日本球界に復帰した村田透、15年ドラフト1位の大型左腕・上原健太、新外国人のエドウィン・エスコバー、浦野博司も虎視眈々と先発枠を狙っている。
昨季はシーズン開幕時に10投手がベンチ入り。リリーフは8人が入った。守護神返り咲きを目指す実績のある増井浩俊や宮西尚生、谷元圭介、クリス・マーティンは開幕当確として、その他にも井口和朋、白村明弘、鍵谷陽平、巨人から加入した公文克彦、売り出し中の石川直也ら若手選手が連日アピール。23日には3度のセーブ王に輝いた武田久が1軍キャンプ合流し、さらに石井裕也も控えている。昨季リーグ断トツの救援防御率2.67を記録した鉄壁のリリーフ陣なだけに、斎藤が救援枠を勝ち取るにも実戦での好投は欠かせない。
21日の楽天との練習試合でも登板時は沖縄の野球ファンから一際大きな拍手を浴びるなど知名度、注目度は抜群。日本一連覇を目指すチームの戦力に斎藤が加われば、チームにはこれ以上ない勢いが生まれるだろう。新背番号1のオープン戦中の奮起にしたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count