侍戦士が宮崎に集合 4番候補・筒香「世界一へ、最高のコンディションで」
23日からの強化合宿へ、沖縄から15選手が宮崎入り「いい準備をしたい」
2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は、23日から宮崎の「KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎」で強化合宿を行う。22日には、沖縄でキャンプを張っていた各球団の代表選手も空路で宮崎入りし、宿舎に集合。4番候補の1人として活躍に期待が集まる筒香嘉智外野手(DeNA)は「いい準備をしたい」と言葉に力を込めた。
この日、沖縄からの便で宮崎入りしたのは、日本ハムの中田翔内野手、大野奨太捕手、宮西尚生投手、増井浩俊投手、ロッテの石川歩投手、楽天の嶋基宏捕手、則本昂大投手、松井裕樹投手、巨人の坂本勇人内野手、菅野智之投手、阪神の藤浪晋太郎投手、ヤクルトの山田哲人内野手、秋吉亮投手、中日の平田良介外野手、岡田俊哉投手の15人。宮崎ブーゲンビリア空港には約100人のファンと約50人の報道陣が侍戦士の到着を待ちかまえた。
選手が出てくるたびに到着ロビーには歓声が沸き上がり、フラッシュのライトが光った。DeNAの宜野湾キャンプから侍に合流した筒香は「明日(23日)からいつもと違うユニホームになりますし、しっかりいい準備できたらと思います」と静かに話した。
昨年は44本塁打、110打点でセ・リーグの打撃2冠を達成。中田とともに4番の最有力候補とされている。オランダ、メキシコと対戦した昨年11月の強化試合では、全4試合で「5番・左翼」で出場。13打数4安打7四球の打率.308、出塁率.550、5打点と存在感を見せた。2015年11月の世界野球プレミア12では4番にも座り、勝負強さを発揮していた。
自身にとっては初のWBC。「やっぱり日の丸を背負いますし、世界一に向けて本当に最高のコンディションで臨めるようにしたいです」と高い意識を持つ。日本にとっても、筒香の“爆発”は優勝へ向けて必要不可欠となる。
侍ジャパンは26日まで「KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎」で練習を行う。25日にはソフトバンクとの練習試合も行う予定だ。その後、福岡で台湾プロ選抜、大阪で阪神、オリックスとの強化試合を行い、3月7日のWBC初戦・キューバ戦(東京ドーム)に挑む。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count