これまで42校が出場、センバツ「21世紀枠」過去の最高成績は?

同じく4強に進んだ利府、準決勝では雄星擁する花巻東と東北対決に

 同じく4強に進出したのは、2009年の利府(宮城)だ。現西武の菊池雄星を擁して準優勝した花巻東(岩手)とともに東北からの出場で、同地区からベスト4に2校残るという快挙を成し遂げた。初戦の掛川西(静岡)戦で5回まで毎回得点を挙げ、17安打10得点で快勝。2回戦では習志野(千葉)に9回サヨナラで1-2で勝利。準々決勝では強豪の早稲田実と対戦。5回に一挙5得点を奪い、相手先発を攻略。5-4で勝利した。

 準決勝では東北対決となり、花巻東・菊池雄星の前に5安打2得点。2-5で惜しくも敗れた。エース左腕の塚本峻大の変化球のキレ、菊池から本塁打を放った1番・遠藤聖拓らの活躍が光った。夏は宮城大会準決勝で東北に敗れ、春夏連続出場はならなかった。

 ベスト4という最高成績を残した宜野座、利府ともに共通していたのは、エースと主軸がしっかりと成績を残し、チーム力でも甲子園に出場していてもおかしくなかったということ。最近の21世紀枠出場校は1回戦、2回戦止まりが多い。今回の中村らには利府以来の快進撃を期待したい。

 以下はこれまでの21世紀枠出場高校。

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