高知入り555発ラミレス、ライバルはどう戦う? 3監督直撃「ビビる必要ない」

愛媛・河原監督「平気で内角投げられないと、NPBに行っても通用しない」

 さらに、元ダイエー(現ソフトバンク)の投手で、米3Aでもプレーした徳島インディゴソックスの養父鐵監督は自身の体験を踏まえ、ラミレスの偉大さを明かした。

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愛媛マンダリンパイレーツの河原純一監督【写真:編集部】

「当時、メジャーで活躍している投手に聞いても『アイツが一番すごい』と言う選手はいっぱいいた。年は取っているけど、向こうから日本に来る中では本物のスーパースター。そういう選手が四国に来ることで、お客さんは圧倒的に増えると思う。選手は見てもらうことで成長するから、このリーグにとってすごく大きな意味があると思う」

 では、実際にどう対峙するのか。「ビビる必要はない」と声を大にしたのが、愛媛マンダリンパイレーツの河原純一監督。巨人の守護神として02年に日本一を経験した名投手は、強気な内角攻めを選手に求める。

「そういう周りの注目に、あまり惑わされてほしくない。あくまで普段の練習の成果をしっかり発揮すればいい。僕自身は意識することはないけど、経験の少ない選手たちは打席にラミレスがいたら平常心じゃいられないかもしれない。でも、それが自分のパフォーマンスに影響を及ぼすようであればダメ。平気でインコースどんどん投げていく、くらい見せられないとNPBに行っても通用しないでしょう」

 いくら、メジャーを代表する大打者であっても18.44メートルで対峙すれば、一人の投手対打者の勝負。だからこそ、NPBを目指すのであれば、冷静でいてほしいというわけだ。

「プロ野球に育成でもいいから行けたらいい、なんていう考えは違う。NPBでそれなりに仕事ができるところを目指していかないといけないんだから、できるだけ高い志を持って取り組まないとダメ。そういう意味では、ラミレス選手に関してどうこう考えすぎるのは違うと思う」

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