巨人菅野、侍合流後初ブルペンで圧巻の60球 権藤コーチ絶賛「モノが違う」
1日の強化試合で先発へ、ほぼ全球種を交えて圧巻の60球
「侍ジャパン」の菅野智之投手(巨人)が27日、日本代表合流後初めてブルペン入りした。直球やワンシーム、カーブなどほぼ全球種を交えて60球。3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でエースとして期待される右腕について、権藤博投手コーチも「モノが違う」と絶賛した。
22日の楽天戦で3イニングを投げてから侍ジャパンに合流した菅野は、23日からの4日間の強化合宿では投球練習を行わず。「シーズンと変わらない調整方法でやっていく」と話し、先発が予定されている3月1日の壮行試合、台湾選抜戦に向けて、移動日となった27日に初めてブルペンに入った。
直球、ワンシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク、カットボールを次々と投げ込み、左右の打席に打者を立たせながら正確にコースを突いた。セットポジションも交えて60球。滑るとされるWBC球への対策のため、時折、新しいボールを手渡した権藤投手コーチは、終了後に「一言、モノが違う。あれだけ球が来たら(前に)飛ばんよ」と絶賛した。
世界一へ、日本のエース右腕は、順調に仕上げてきている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count