第4回WBCに向けて侍Jが出陣式 小久保監督「世界一を取ってご報告する」
1085人のファンの前で改めて宣言「悔しさを晴らせるのは第4回WBC」
3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は27日、福岡市内のホテルで出陣式を行った。小久保裕紀監督は会場に集まった1085人のファンの前で「必ず世界一を取ってファンの皆さんにご報告させていただきます」と、2大会ぶりのWBC優勝を誓った。
チアリーダー日本代表のダンスで幕を開けた出陣式。会場を埋め尽くしたファンに、侍ジャパンアンバサダーの赤星憲広氏は「一流選手なので、あと4試合で感覚を合わせてくる。僕は心配していない」と、侍ジャパンの活躍に太鼓判。「前回大会の悔しさがあると思う。ファンの皆さんも世界一奪還を期待している。ぜひ世界一になって戻って来てほしい」とエールを送った。
小久保監督を先頭に、侍ジャパンのメンバーが1人1人名前を呼ばれ、ユニホーム姿で登壇すると、会場を埋め尽くしたファンから大きな拍手が沸いた。普段は監督、コーチや選手しか見られない、チームの士気を高める「モチベーショナル映像」を、会場に集まったファンに特別公開。過去3回のWBCのカギとなる場面が収められたダイジェスト映像が流れた後、チームを代表して小久保監督がファンに挨拶を行った。
指揮官は「ここにいるメンバーは喜びより悔しさしかない。私自身もプレミア(12)の悔しさが残っている。その悔しさを晴らせるのは、第4回WBCです」と、ファンに力強く語りかけた。残り4試合の強化試合で万全な調整を行うことを約束し、最後に「必ず世界一を取ってファンの皆さんにご報告させていただきます」と改めて誓った。
昨年は、U-12、U-23、女子の各カテゴリーで世界一に輝いた日本代表。彼らの活躍に後押しされ、3月、いよいよトップチームが世界一奪還に乗り出す。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count