メジャー昇格目指す中後悠平に称賛の声 同僚も驚嘆「すごく打ちづらい」
昨季指導した指揮官も“宝刀”を絶賛「えげつない。とんでもないよ」
本人は記事の中でその点について気にしていないとしているが、左腕がメジャー昇格をつかみ、念願の舞台に立てば、結果的に記録も23年連続に伸びることになる。
また、地元紙はDバックスでの評価を急速に高めている様子を紹介。昨季中後を指導した2AジャクソンのJ・R・ハウス監督は「彼がリラックスし、ストライクを投げ始めると圧倒的な存在になった。(彼のスライダーは)えげつない。あのボールは右腕だろうが、左腕だろうが、そう見れるものではない。大きく曲がる。大きなフォームで下から投げてくる。とんでもないよ。彼はまさに対左打者のスペシャリストなんだ」と絶賛している。
今年のスプリングトレーニングでのフリー打撃で打席に立ったデビッド・ペラルタ外野手も「彼はサイドスローで、何球か変化球を投げてきたけれど、あれは本当にいいボールだった。彼相手にはすごく打ちづらさを感じた。彼が投げてきたスライダーは背中に当たるかと思ったけれど、そこから急激に落下してストライクになったんだ」と称賛しているという。
初のメジャーキャンプで評価を高めている様子の中後。ロッテの戦力外からメジャーに上り詰めるという壮大なサクセスストーリーを描こうとしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count