WBCメキシコ代表、主砲欠場の可能性 内野は“NPB助っ人オールスター”に!?

主砲ゴンザレス欠場の可能性が浮上

 3月開幕のWBCに出場するメキシコ代表の内野陣が“NPB助っ人オールスター”となる可能性が出てきている。

 ESPNはエイドリアン・ゴンザレス(ドジャース)が右肘痛を抱えており、大会を欠場する可能性があることをレポート。チームの主砲でリーダー的存在でもあるゴンザレス自身は出場へ強い意欲を示しているが、ドジャースの許可が必要な状況だという。

 もしゴンザレスが欠場となった場合、一塁手として期待されているのがジャフェット・アマダー(楽天)だ。アマダーは15年のメキシカンリーグで41本塁打を放ち、MVPに輝いた30歳は楽天に加入した昨季、負傷に苦しんで39試合の出場にとどまった。1年目を打率.258、9本塁打、19打点で終了。ESPNではメキシコ代表の一塁手専門がそのアマダーしかいないことから、ゴンザレスの穴を埋める存在と伝えている。

 また、記事ではゴンザレスの兄で巨人でも活躍したエドガー・ゴンザレス監督のコメントを紹介しており、その中で指揮官は「ブランドン・レアードを三塁、ルイス・クルーズを二塁に」と言及。「我々はパワーヒッターを揃えている。少しスピードは欠けるが、我々は完全だ」と自信をのぞかせている。ゴンザレスが欠場した場合、一塁アマダー、二塁は巨人のクルーズ、三塁は昨季日本ハムで本塁打王に輝いたレアードと、NPB助っ人が揃い踏みする可能性がある。

 メキシコはWBC1次ラウンドで激戦区と言われるプールDに入り、ベネズエラ、プエルトリコ、イタリアと対戦する。ドジャース主砲でメジャー通算308本塁打のA・ゴンザレスの4大会連続出場は同代表の見所の一つだが、もし欠場となった場合でも、日本の野球ファンは楽しみな布陣が見られるかもしれない。

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フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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