侍ジャパン小久保監督、エースを絶賛「さすが菅野」 投壊一転、4回0封快投
「なんといっても菅野、石川」…前夜は17安打8失点も菅野4回0封、石川3回1失点
3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は1日、CPBL選抜チャイニーズ・タイペイとの壮行試合第2戦(ヤフオクドーム)に臨み、9-1で勝利した。エースの菅野智之(巨人)が4回4安打無失点3奪三振、2番手の石川歩(ロッテ)が3回3安打1失点6奪三振。先発候補の2人が好投し、2月25日の練習試合・ソフトバンク戦、同28日の壮行試合・CPBL選抜戦で2連敗していた侍ジャパンが、ようやく今季初勝利を飾った。
「調子のいい選手、そうじゃない選手もいる」と切り出した小久保裕紀監督は、2人の投手を手放しで絶賛した。「なんといっても菅野、石川がいいピッチングをしてくれた。昨日の台湾打線のバットの振りを見た時、非常に振れているなと持っていたけど、さすが菅野です」と、とりわけエースをたたえた。
5回には重盗を絡め、これをきっかけに大量点につないだ。指揮官は「初回の山田のホームランの後、なかなか点が入らなかった。筒香が1ストライクの後に見逃して、自己犠牲で入った、いい攻撃だった」と振り返り、「なかなか見せてくれないけど、隙があれば突いていく準備はしているので」と機動力野球に胸を張った。
2日に大阪に移動し、強化試合2試合(3日阪神戦、5日オリックス戦)を戦う。「連勝して、万全で7日を迎えたい」と小久保監督。前日の台湾選抜戦は17安打で8失点と投壊したが、1次ラウンド初戦の7日キューバ戦へ、確かな手応えを感じる1勝となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count