侍の4番・筒香は唯一の3戦連続安打 3打点で勝利に貢献「今のところ順調」
左翼線への2点打含む3打点、「残り2試合で最高の準備を」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は1日、台湾リーグ選抜と対戦。4番の筒香嘉智外野手は3打点を挙げるなど、2017年のチーム初勝利に貢献した。
「今のところ順調にきていると思います」
5-0とリードを広げた6回1死満塁で左翼へ2点適時打を放ち、チームの勝利を大きくたぐり寄せた。菊池(広島)が出場しなかったため、3戦連続安打は筒香だけ。「(投手の球との)ズレも少なくなっている。状態的には上がっていると思います」と、手応えを口にした。
5回には1死一、二塁で打席に立つと、1ストライクから味方が重盗を敢行し、二、三塁となったところで、一塁へゴロ。この打球が相手の失策を誘い、チーム2点目をたたきだした。
「高めは犠牲フライ、低めはゴロを狙っていました。ある程度、イメージ通りだったと思います」
2ストライクと追い込まれながらも、しっかりと仕事をこなし、チームの初勝利を演出した若き主砲。「本戦までの残り2試合で最高の準備をするだけです」。言葉には頼もしさがにじみ出ていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count