侍J小久保監督、待望一発の中田に「筒香の後をしっかりやってもらわないと」

V奪還へ待たれる打線の復調

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は3日、「アサヒスーパードライ プレゼンツ 侍ジャパン壮行試合」で阪神(19時開始、京セラドーム)と対戦し、2-4で敗れた。先発の武田翔太投手(ソフトバンク)が2回3失点と乱調。中田翔内野手(日本ハム)が追撃の本塁打を放つなど、一時は1点差に迫ったが、終盤に突き放された。

 これで侍ジャパンは始動後の実戦で1勝3敗。初戦のソフトバンク戦は4安打完封負け。続く台湾選抜との壮行試合第1戦も7安打で5得点を奪いながら、8失点で敗れた。台湾選抜との第2戦は9安打9得点で初勝利を挙げたが、阪神には7安打で2得点に終わり、競り負けた。

 小久保監督は不振だった中田が7回に放ったソロ弾を「苦しい中、ああいうホームランは効果がある。彼には筒香の後をしっかりやってもらわないといけない」と評価。この日、1番で出場し、1安打を放った青木にも信頼を寄せつつ、打線の復調の必要性を口にした。5日のオリックス戦が本番前最後の強化試合。7日に1次ラウンド初戦のキューバ戦(東京ドーム)に向け、少しでも状態を上げたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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