阪神能見が圧巻6K ド軍スカウトの豪州監督も脱帽「今でもMLBで通用する」
WBC豪州代表を相手に3回無失点の快投、金本監督「シーズンでもこういう投球を」
阪神は4日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドで日本と同じプールBに入っているオーストラリアと強化試合を行い、3-0で勝利。先発の能見篤史投手が3回36球、1安打6奪三振無四球で無失点という完璧な投球を見せた。長年、レッドソックスで環太平洋地区担当スカウトを務め、現在はドジャースで極東担当スカウトのオーストラリア代表ジョン・ディーブル監督は「ノウミは今でもメジャーで通用する」と絶賛した。
能見は初回2死からヒューズに二塁打を許すも、続く元ヤクルトのデニングをフォークで空振り三振。キレのある直球とフォークを武器に2回1死からは5連続三振と圧巻の投球を見せた。
ほぼ完璧に抑え込まれたオーストラリア代表のディーブル監督は「ノウミはすごくいい出来だった」と脱帽。「早いカウントでの直球を多く見逃し、その結果、追い込まれた後のスプリット(フォーク)にやられた。試合前には早いカウントで打っていこうと話していたが、違う結果になってしまった」と振り返った。
そして、MLB球団で長年スカウトを務める指揮官は「ノウミは年を重ねているが、まだまだメジャーリーグで通用するくらいのレベルだ」と高く評価。阪神の金本監督も「ストレートのキレが良くて変化球が低めに決まっていた。シーズン中もいいときの能見はそういう投球が出来ている。シーズンに入ってもこういう投球をしてほしいですね」とベテラン左腕を手放して褒めていた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count