豪州の変則左腕が侍Jの“難敵“に? 阪神・金本監督「左打者は打ちにくい」
阪神が快勝も指揮官は警戒呼びかける、「打ちにくい左腕が何人かいた」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドで日本と同じプールBに入っているオーストラリアは4日、阪神と強化試合を行い、0-3で敗れた。打線は5安打に抑えられて完封負け。一方、投手陣は9安打3失点と粘りを見せた。阪神の金本監督は「打ちにくい変則左腕が何人かいた」と侍ジャパンに警戒を呼びかけた。
阪神は、先発・能見が3イニングで6三振を奪うなど快投し、6投手で完封リレーを見せた。オーストラリアの打撃陣について、金本監督は「やっぱり真っ直ぐには強いなという印象を持ちました」と明かした上で「反面、変化球には脆さがあるのかな」と指摘した。
打線も2回に大山、3回に原口、4回に坂本と期待の若手が好機でタイムリーを放ち、効果的に3点を奪取。ただ、4回以降は無得点に終わった。この日は先発左腕ブラックリーが3回途中1失点も、3番手ウェルズ、5番手ケント、6番手トルスと救援の左腕3人は無失点だった。
金本監督は「投手陣は左の変則の、左バッターが打ちにくいかなというピッチャーが何人かいたので、対左バッターに対してはうまく機能するのではないかと思います」と分析。8日の1次ラウンド第2戦で対戦する侍ジャパンにとっては、継投に入ってから主力の青木、筒香らが攻略できるかが勝利への鍵となりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count