WBC本番でも頼りになる存在に 侍・坂本はマルチ締め「すごく良くなった」
侍での実戦5試合目で初の2安打、6番起用も「意識は変わらない」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」の坂本勇人内野手(巨人)が、5日の「アサヒスーパードライ プレゼンツ 侍ジャパン強化試合」オリックス戦(京セラドーム大阪)でマルチ安打をマーク。13年の第3回大会に続く2度目のWBC出場へ仕上げてきた。
2回先頭・中田が右前安打で出塁。「翔が先頭で出てくれたので、何とかつなごうという意識で打席に入りました。積極的に」と初球の甘いスライダーを左中間二塁打とした。7回1死では追い込まれてからファウルで粘って6球目を左前安打。「追い込まれてから、なんとかバットに当てようと。内容もいい安打だったと思います」と振り返った。
この日の打順はこれまでの3番ではなく6番。「特別、何番を打とうが、1番だろうが9番だろうが、意識は変わらない」と強調した。5試合目で初のマルチ安打に、「実戦を重ねれば重ねるほど投手とのタイミングもつかめてくる。タイミングの取り方はすごく良くなったと思います」と手応えを口にした。
前回大会では準決勝敗退の悔しさを味わった。「短期決戦なので。一瞬で終わってしまうこともある。悔いのないように準備の部分からしっかりやっていきたいと思います」。WBC開幕後も頼りになる存在となりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count