韓国まさかの初戦延長負けに地元メディア「イチローV打と似たような悲劇」

まさかの黒星発進、韓国メディアは敗因どう見た?

「韓国、WBC開幕戦でイスラエルに衝撃の敗北」――。6日に開幕した第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドA組初戦で、韓国がイスラエルに延長10回の末に1-2で敗れた。予期せぬ敗北について、多くの韓国メディアは“衝撃”、“番狂わせ”と伝える一方で、様々な角度から今回の敗因を分析している。

 各メディアの論調を見てみると、共通していたのが、「イスラエルが予想を上回る強さ」だったこと。

 韓国紙「スポーツソウル」は「イスラエスがスピードで韓国を圧倒。秘訣はマイナーリーグパワー」との見出しで、イスラエルの強さを伝えた。

 同紙は「マイナーリーグの選手が主軸。それもシングルA、ダブルAの選手が多いチーム。それなのに、目立ったのは両国投手のスピードの違いだった。先発のジェイソン・マーキーら、マウンドに上がった6人の投手は150キロ近い速球を駆使していた。一方で、韓国の投手はオ・スンファン(呉昇桓)が唯一、150キロを出していただけだった」と両国投手の仕上がりの違いについて指摘していた。

 さらに同紙で、元プロ野球選手で投手コーチ、解説者も務めるチャ・ミョンソク氏は「全体的に韓国選手の準備不足が否めない試合だった。投手は制球に苦しみ、四球が多かったし、初球でストライクを奪えず、不利なボールカウントから投げる変化球がはまらなかった。それによって投球数も増えてしまった。打者は全体的に相手の変化球に対応できていなかった」と開幕前の調整に不安を残したままだったと指摘している。

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