韓国まさかの初戦延長負けに地元メディア「イチローV打と似たような悲劇」

「8年かけて繰り返された延長10回の悲劇」と報じたメディアも

 また、韓国スポーツ紙「スポーツ朝鮮」は「実際に大会前からイスラエルをあまりにも格下に見ていた部分があった。メジャーリーガーが多いオランダに比べて、イスラエルについての情報は少なく、数人の実力ある選手を除き、マイナーリーガーが集まったチームの組織力がそこまで完成されていないだろうとの見方が強かった。戦力分析でも敗れた」としている。

 さらに、スポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は1-1の延長10回の場面で、抑えとしてマウンドに上がった元ヤクルトスワローズのイム・チャンヨン(林昌勇)が2点目を献上して敗れたシーンを「キム・インシク(金寅植)-イム・チャンヨン、8年かけて繰り返された延長10回の悲劇」と見出しをつけて報じた。

 同サイトは「8年前の第2回WBCで日本との決勝戦で、10回表にイチローに決勝打を食らい、3-5で敗れた時と似たような悲劇を味わった」と伝えた。

 確かにイム・チャンヨンはすでに40歳で、去年の韓国リーグでの防御率は4点台と低迷していた。抑えの戦力としては一抹の不安があったのは否めず、キム・インシク監督の采配にも疑問が残る。

 いずれにしても、韓国は今日7日のオランダ戦、9日の台湾戦で2連勝しなければ、2大会連続で1次ラウンド敗退が濃厚だ。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

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