キューバが中国戦で4点先制 セスペデス&サントスの俊足コンビが活躍

中国の投手と堅守に手こずるも先制に成功

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で7日に野球日本代表「侍ジャパン」に敗れたキューバは8日、東京ドームで中国と対戦。キューバは中国の投手陣と堅守の前に手こずったが、4回、ようやく先制に成功した。

 中国の先発はメジャー通算82勝を誇るチェン。独特の間合いの取り方にじらされたキューバ打線は、3回途中まで3安打無失点に抑えられた。中国の内野陣が見せた意外な堅守にも阻まれ、三塁を踏めず。試合は膠着状態が続いた。

 だが、4回にキューバ打線が中国2番手のルォを捕まえた。1死からベニテスが三塁内野安打で出塁、続くモレホンが死球を受け、1死一、二塁としたところで9番・セスペデスが右翼へ大きなタイムリーを放ち、まずは1点を先制。なおも1死一、三塁で俊足の1番・サントスが右中間へ走者一掃の三塁打、さらにアヤラが左二塁打で続き、4点の先制に成功した。

 19歳セスペデス、29歳サントスの俊足コンビが、この日はバットで打線に火を付けた。

 前夜の日本戦から約13時間後に2戦目を戦うという過酷スケジュールの中で戦うキューバ。試合中盤でようやくエンジンが掛かってきたようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY