勝てば2次R進出のオランダ、バレンティンから先制 中前打、三本間で粘る
メジャー選手ズラリの強力打線で4番、楽天育成右腕から口火切る安打
WBCの1次ラウンド(R)A組は8日、オランダが台湾と対戦し、2回に4番・バレンティンを口火に先制点を奪った。
0-0で迎えた2回先頭。楽天の育成右腕・ソン・チャーホウから中前打。1死からグリゴリアスの二塁打で三塁へ。二、三塁とし、続くスミスの三ゴロで三本間に挟まれた。バレンティンはタッチアウトとなったが、懸命に粘って二塁走者の三進させ、リカルドの中前打で先制点を演出した。
1番からシモンズ、プロファー、ボガーツとバリバリのメジャーリーガーがそろう強力打線で4番を託されているヤクルトの主砲。その覚悟を示すように、バットだけでなく、泥臭いプレーでチームに貢献した。
初戦(7日)で韓国を下しているオランダはこの試合で勝てば、イスラエルとともに2連勝で2次R進出が決定。韓国、台湾の1次R敗退が決まる節目の一戦で、幸先よく先制した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count