侍・小久保監督、4、5番アベック弾を絶賛「中田、筒香の本塁打がすべて」
5番・中田が大会1号、4番・筒香が2戦連発で豪州撃破
野球日本代表「侍ジャパン」は8日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第2戦でオーストラリア(東京ドーム)と対戦。7回に中田の大会1号で勝ち越し、序盤から続いた接戦を4-1で制した。前日のキューバ戦に続く2連勝を飾った侍ジャパンは、1次ラウンド突破に大きく前進した。小久保裕紀監督は「中田、筒香のホームランがすべてです」と称賛した。
勝利監督インタビューに立った指揮官は「苦しいゲームだったけど、勝てて良かったです」と安どの息をついた。「強化試合と一緒。スイングスピードが速かったし」と豪州打線を振り返り、そんな中でも投手陣をたたえた。「菅野が5回まで投げてくれて。今日は投手力で勝った試合です」と話した。
2回に先制されながら追いつき、中田&筒香のアベック弾で試合を決めた。「岡田の1死満塁の苦しいところの併殺で流れが来て……。中田、筒香のホームランがすべてです」と4、5番の2人を絶賛した。
大会1号の中田については「ヒットは出ていなかったけど、練習から状態は良かった。そろそろかなというところ。チームにとっても大きい」、2戦連発の筒香については「昨日と今日といい。ダメ押しの2ラン。さすが日本の4番です」と褒めた。
投打がかみ合っての開幕2連勝。「苦しい展開だったけど、今日みたいな継投で逃げ切らないと勝ち上がれない。次もこんな継投できるよう頑張ります」と話した指揮官は、2次Rに王手をかけた10日の中国戦、そして世界一に視線を向けている。
「まずは明日、ゆっくり休んでしっかり練習をする。(2次R王手も)目指しているところはそこじゃない。3戦目も緩めずやります」
力強く宣言すると、満員の客席から歓声が降り注いだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count