台湾、先発のロッテ・チェンが緊急降板 中指負傷か、降板後にアイシング

マウンドで指先を気にするような仕草、ロッテのシーズン開幕前に不安も

 WBCの1次ラウンド(R)A組は9日、台湾は韓国と対戦し、ロッテに所属する先発、チェン・グァンユウ投手が2回に緊急降板した。

 1回に1失点し、迎えた2回。1死から連打で一、三塁のピンチを招くと、マウンド上で指先を気にするような仕草を見せた。トレーナーも駆けつけ、状態を確認するように話し合っていたが、ここで降板。球数は30球。ベンチでは中指を氷につけて冷やしていた。

 両チームは、ともに開幕2連敗で1次R敗退がすでに決定している。この試合で負けた方がA組最下位が確定。次回の本戦出場権を逃し、予選Rから出場することになる。絶対に負けられない戦いでマウンドを託されたが、不本意な形での降板となった。

 ロッテに在籍する左腕。シーズン開幕を前にして、不安が残る結果となった。

 なお、2番手には西武のカク・シュンリンがマウンドに上がった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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