王者ドミニカ連覇へ圧勝発進! 強力打線15安打9得点、バティスタ4打点大暴れ
1次リーグC組スタート、“オールスター級”豪華布陣ドミニカがカナダに完勝
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールCが9日(日本時間10日)、米国・マーリンズパークで初戦を迎え、前回優勝のドミニカ共和国がカナダを9-2で下し、白星発進した。メジャー308発の強打者バティスタが3ランを含む3安打4打点と活躍するなど、打線が15安打9得点と爆発。投手陣も先発のマルティネスが4回をボークで奪われた1失点で切り抜けるなど、カナダ打線を2点に封じた。
強力布陣が火を噴いたのは2回。1死三塁から8番ポランコが相手先発のデンプスターからセンターへ先制タイムリーを放つと、9番カスティーヨが右翼へ2ランを放ち、追加点。その後、2死から3番カノのヒットで一、三塁とすると4番バティスタのライトへのタイムリーでこの回、4点を奪った。
2点を返された後の5回にはベルトレのタイムリーで再び突き放すと、6回にはバティスタが2死二、三塁の場面でレフトへ特大の3ラン。リードを6点に広げた。
さらに7回、カナダ6番手でマウンドに上がった巨人・マシソンを攻め、四球とヒットで無死一、二塁に。ここでカスティーヨはショートゴロに倒れたが、続くJ・レイエスのセカンドゴロを相手が一塁悪送球。9点目を奪った。試合はそのまま9-2で終了した。
2013年大会王者のドミニカ共和国はこの日のラインアップに前回大会MVPのカノ(マリナーズ)をはじめ、マチャド(オリオールズ)、バティスタ(ブルージェイズ)、クルーズ(マリナーズ)、ベルトレ(レンジャーズ)ら豪華なメンバーを揃えており、MLBオールスター級の布陣。この日の終盤の継投もベタンセス(ヤンキース)からロドニー(Dバックス)、ファミリア(メッツ)と投入するなど、相手に隙を与えず。カナダもメジャーリーガーを擁する強国だが、連覇を目指すドミニカの勢いを止められなかった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count