何とか支配下に― 「打」でもアピールのホークス背番号140「自信出てきた」
育成で唯一1軍帯同の曽根、高評価の守備に加え「打」でもアピール
支配下登録を目指し、必死に汗を流している。ソフトバンクの背番号140、曽根海成内野手。9日の日本ハムとのオープン戦。今宮健太に代わって、8回の守備からショートに入ると、その裏の攻撃で強烈なアピールに成功した。
2死二塁のチャンスで、オープン戦で初の打席に入る。初球、スライダーを空振り。「スライダーを意識して振ったら、当たってくれました」。
真ん中へ入ってきた同じスライダーをジャストミートした。快音を残した打球は、やや前目に守備位置を取っていたセンターの頭上を越えた。50メートル5秒台の俊足を飛ばし、一気に三塁へ。オープン戦初打席で、中越えの適時三塁打を放った。
大阪市出身の21歳。京都国際高を経て、13年の育成ドラフト3位でソフトバンクに加入した曽根。4年目となる今季に向け、オフは今宮健太が行う北九州での自主トレに自ら願い出て参加し、球界屈指の遊撃手に師事した。