侍・小久保監督 強豪ひしめく2次Rへ「全身全霊で目の前の試合を取る」
中国戦に快勝、ナインをねぎらう「選手が見事に期待に応えてくれた」
野球日本代表「侍ジャパン」は10日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第3戦で中国(東京ドーム)と対戦。5-1で勝利し、大会歴代最多20勝を達成した。1次ラウンドを3戦全勝の1位で通過。12日から始まる2次ラウンドでは、第1戦でオランダ(プールA・2位)と対決する。
勝利監督インタビューに立った小久保浩紀監督を大歓声が包んだ。「これだけの声援をいただき、1次ラウンド3連勝した。ご声援、ありがとうございました」と第一声、声を張り上げた。
3連勝での1次R突破。「初戦は非常に大事と思って入った中、選手には声援をプレッシャーじゃなく力にしようと話して、見事に期待に応えてくれた」と選手をねぎらった。
この日は2本塁打が飛び出し、中国に快勝。「順位が決定しているとはいえ、真剣勝負でやってくれたと思う」と手応えをつかんだ。無失点リレーした中継ぎ陣についても「初めて登板した増井も松井も落ち着いていた。中継ぎ陣は最後までいい投球だった」と振り返った。
1次R3連勝は初。ただ、指揮官はもう先を見据えている。「それは意識してなかった。もう明後日から、さらに厳しい戦い続くので、切り替えて臨みたい」。そして、意気込みを問われると、こう宣言した。
「全身全霊で目の前の試合を取っていきたい」
2大会ぶりの世界一奪回へ、新たな戦いが始まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count