松坂大輔、フォーム向上も7四死球反省「次回あれば、もっとまともな投球を」

フォームは「前回より良くなった」、次回は「もっとまともなピッチング見せたい」

 最後のイニングとなった5回。先頭の京田を3球で追い込みながら、この日5個目の四球。続く大島には死球、1死からゲレーロに再び抜けたシュートで死球を与えた。ビシエドを空振り三振に切ったところで、球数が95球となり、降板。2死満塁でバトンを受けた2番手・笠原大芽が押し出しの四球を与えたため、松坂は2失点だった。

「フォームは前回よりも良くなったと思う」といい、打たれた安打はわずか1本。5個の三振も奪った。その一方で四死球の多さ、球数の多さがそれ以上に目立ち「よく言えば“らしい”のかもしれないですけど……。相手の投手がいい感じで投げていたし、打者はいいリズムで入りたいと思うので、申し訳ないですね。野手が動けるようなアウトの取り方が出来れば良かった。少ない球数で打ち取る機会を増やせればよかった」と表情は浮かない。

「ホームで投げることは特別なことだと思う。次回投げることがあれば、もっとまともなピッチングを見せたいと思います」と語った松坂。開幕まで3週間を切った中で、次のチャンスは与えられるのだろうか。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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