1安打も7四死球の松坂大輔に工藤監督「いいボールもあった」、次回登板に期待
工藤監督が松坂に次回登板機会明言「いい回はある。それを続けられるように」
ソフトバンクの工藤公康監督が、松坂大輔投手に次回も登板機会を与えることを明言した。
11日、中日とのオープン戦に先発した右腕。4回2/3を投げ、1安打に抑える一方で7つの四死球を与えて2失点。試合後、指揮官は「今日は暴れていた。いい回はあるんだけどね。それをうまく続けられるように、次の登板に向けて調整してほしい」とした。
この日の松坂は初回、大島の中前安打と自らの牽制悪送球、そしてワイルドピッチで1点を失い、2つの四球も与えた。だが、2、3回はともに3者凡退に封じ、3つの三振も奪った。4回は無死から2つの四球を与えたが、後続を抑えて無失点。5回は先頭の京田に四球、大島に死球、さらにゲレーロにも死球を与えた。2死満塁で球数が95球となったため、降板し、2番手の笠原大芽が押し出し四球を与えたため、1点を失った。
浮き沈みの激しい内容に、工藤監督は「抜けるようなボール、引っかかるボールがね……。全てではないんだよ。いいボールもあった。その感じを忘れないようにやってほしい」と求めた。このままの登板スケジュール通りにいけば、次回の登板は18日の西武戦(メットライフ)となる。開幕ローテ入りへ、ラストチャンスとなるであろう次回登板。古巣相手、かつての本拠地のマウンドで、いかなる投球を見せるだろうか。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani