侍と対戦のオランダ、強みは“絆”と4年間の成長「間違いなく13年よりいい」

4年間でMLB球団の主力に成長「自信や余裕が生まれて、成熟してきた」

 主力のほとんどがカリブ海のオランダ領キュラソー島出身。ボガーツは「長い間一緒にやってきたし、子供の頃から知っている。メジャーに行く前からお互いを見ている。仲がいいことから生まれる自信はあるよ」と、“絆”の深さが強みになっていると明かす。スクープも「お互いをよく知っている。コンビネーションもいい。みんなの癖も特徴も知っている」と話した。

 初のベスト4進出と躍進した前回大会では、ボガーツやスクープらがまだブレークする前で、マイナー組織の超有望株として参加していた。だが、この4年で大きく立場は変わり、メジャー球団で中心選手となった。日本は2013年に同じ2次ラウンドでオランダに2勝したが、当時と全く違うチームになったと言える。

 ボガーツは「正直、僕たちはすごく成長してきた。4年前はまだ若かった。メジャーリーガーになって、4年後に再び日本と2次ラウンドで対戦し、チャレンジ出来るなんて信じられないよ。成長したことが間違いなく僕たちを助けてくれるはずだ」と話し、スクープも「2013年を思い出すと、すごく緊張していたし、ナーバスになっていた。今は経験を積んで、チーム全体が大人になった。自信や余裕が生まれて、成熟してきた。間違いなく2013年よりもいい選手になった」と自信を見せた。

 1次ラウンドA組はイスラエルが3連勝を飾ったが、オランダは日本にとって間違いなく難敵。4年前のように勝つには、バリバリのメジャーリーガーたちを投手陣が抑える必要がある。厳しい戦いが予想される第1戦に大きな注目が集まる。

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フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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