4戦連続無失点の侍守護神・牧田、好投の理由は「気にせずヒョイヒョイ」!?
キューバ戦で2セーブ目をマーク、「雰囲気に飲まれないように」
野球日本代表「侍ジャパン」の牧田和久投手が14日の2次ラウンド第2戦キューバ戦(東京ドーム)で2セーブ目をマーク。4試合連続無失点と安定感抜群の投球を見せている。
3点を勝ち越した9回表から守護神としてマウンドに上がった。この日3安打を放っていたアラルコンを高めへの129キロ直球で空振り三振に抑えると、デルガドを遊ゴロ。最後はメサを高めへの130キロ直球で空振り三振に仕留める盤石の投球だった。牧田は「ホッとしています。3点取ってくれたので、楽に投げることが出来た。いつも通り投げることを心がけた」と振り返った。
この日の全12球のうち7球が高めの球だった。球速は130キロ前後だが、地面すれすれから繰り出す浮き上がるような球筋で相手打線を牛耳っている。「あくまでも自分の球を投げるだけ。チームのために。思っている以上の物は出せない。冷静に自分のボールを信じて、1球1球集中して投げている」と自信を見せた。
連日、日本人ファンに囲まれる中で投球を続けているが、気を付けていることがある。「雰囲気に飲まれないように。飲まれたら投げ急ぎ、コントロールミスにつながる。気にせずにヒョイヒョイと投げられている。1球のミスが命取りになりますから」とストッパーしての自覚をのぞかせた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count