センバツ開幕戦に登場の至学館 あの「J-POP風」校歌は聖地に響くのか

初出場同士の対戦となった開幕戦、至学館の校歌にも注目

 第89回選抜高校野球が19日から甲子園球場で開幕する。10日に行われた組み合わせ抽選で、開幕戦は東海地区代表の愛知・至学館と中国地区代表の広島・呉が対戦することが決まった。至学館は2011年夏に甲子園に出場しているが(1回戦敗退)、選抜は初。呉は春夏通じて初出場になる。ともに聖地初勝利を目指す。

 至学館は私学4強がひしめく戦国区愛知の秋季大会で愛工大名電、東邦を撃破。準決勝で桜丘に敗れたが、3位決定戦で享栄を破り、愛知3位として東海大会に進んだ。準決勝で中京大中京に勝利し、決勝へ。静岡に優勝は譲ったが、準Vで選抜切符を手に入れた。

 2011年夏に出場した時は東大阪大柏原に敗れ、校歌を歌うことはできなかった。当時はこの結果に落胆した野球ファンも多かった。至学館の校歌を聴きたかったからだ。

 中日新聞の飯尾歩さんが作詞作曲した同校の校歌「夢追人」は、現代風に仕立てられている。「我が母校~」の言葉や学校名などは歌詞にはない。校歌とは思えないようなフレーズが並び、ポップ調のメロディーで奏でられており「J-POP風」と話題になった。

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