“予告弾”で2発5打点の燕バレ メジャー復帰の可能性は「Who knows?」

ヤクルトとは単年契約も今年で33歳…

 バレンティンを4番に据えた理由について、ミューレン監督は「4番じゃないと出ないって言うから」とジョークを飛ばすが、バレンティン自身は「自分を信頼してくれる監督はじめチームみんなに感謝しかない」と謙遜。3番を打つプロファーは「おかげで自分が厳しい勝負を強いられているよ」と苦笑いだ。

 メジャー球団の関係者たちも注目するWBCで存在感を示すバレンティン。試合後の会見で米メディアが「メジャー関係者にいいアピールになると思うが」と質問すると、「自分が日本で好成績を残している理由が見せられた。もしかしたらメジャーに帰るチャンスも生まれるかもしれない。どうなるか、それは誰にも分からないよ」と煙に巻いた。

 昨年11月にヤクルトと結んだ契約は単年契約。今年33歳を迎えるため、実際にメジャー復帰できる可能性はそれほど高くないだろう。だが、オランダが決勝ラウンドにコマを進め、ドジャースタジアムでも好調バットが続いたら…。

「Who knows?(それは誰にも分からない)」

 バレンティンの言葉がすべてを言い表しているのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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