侍・千賀、今大会初先発で5回1安打無失点の快投 役割果たしてマウンド降りる
両国無得点で6回へ、日本は6回から2番手・平野が登板
野球日本代表「侍ジャパン」は15日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド第3戦でイスラエルと対戦(東京ドーム)。今大会先発の千賀滉大投手(ソフトバンク)は5回1安打無失点4奪三振2四死球と快投。侍打線が相手投手の前に沈黙する中、先発としての役割を果たし、2番手・平野佳寿投手(オリックス)にマウンドを託した。
先発・千賀は初回、先頭フルドにライト前ヒットを許すも、ケリーは遊ゴロ併殺打。デービスは空振り三振に仕留め、無失点でスタートを切った。2回は2死からラバンウエーに四球を与えるも、ガイレンを三邪飛に打ち取り無失点。3回は先頭クリーガーに死球を与え、犠打で1死二塁とされるも、フルドを二ゴロ、ケリーを見逃し三振と1、2番を冷静に打ち取った。
侍打線がチャンスを作りながら得点できない中、4回は3番デービスを左飛、4番フレイマンを空振り三振に仕留める。最後はボレンスタインを投ゴロに打ち取り、この試合初めての3者凡退に仕留めた。続く5回はわずか5球で2アウトを奪うと、クリーガーは3球三振。8球で3者凡退に打ち取った。
千賀はここで降板。侍ジャパン打線も5回まで無得点に抑えられる中、無失点の快投でマウンドを降りた。
侍ジャパンは、イスラエルに勝てば2次ラウンド3連勝で1位での決勝ラウンド進出が決定する。この日昼の試合でオランダがキューバに勝利したため、負けた場合は2勝1敗で3チームが並ぶが、当該チーム間での失点率により、4失点以内(9回で終了の場合)なら2次ラウンドの1位通過が決定。5失点以上ならオランダが2次ラウンドを1位通過し、日本は16日にイスラエルと2位通過を懸けたプレーオフに臨む。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count