全試合4番の侍・筒香がV弾「4番どうこうより、チームが勝てればそれでいい」

2大会ぶりの世界一へ「チームの勝利に導けるような、バッティングを期待してください」

 2大会ぶりの優勝を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は15日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド第3戦でイスラエルと対戦。日本は4番・筒香が値千金の先制ソロを放つなど13安打で8点を奪い、8-3と勝利した。これで1次ラウンドから無敗の6連勝で、4大会連続の決勝ラウンド進出を決めた。

 ニッポンの4番が、本当に誇らしい。お立ち台に立つと、筒香の全身に割れんばかりの大歓声が降り注いだ。6回に均衡を破る先制ソロ。この一発を口火にして、一挙5得点。侍打線を爆発させた。

「先発の千賀投手が本当にいいピッチングをして、流れはずっとこっちにあった。とにかく強い打球を打って塁に出ようと。いい当たりだったので、いったかなと思った」と振り返り、胸を張った。

 全6試合4番に座り、勝負強い打撃と3本の本塁打でチームを牽引。それでも、この男が興味を持つのは勝利のことだけ。「4番どうこうより、チームが勝てればそれでいい。チームの勝ちに貢献できるように頑張ります」と力強く宣言した。

 次は準決勝。米国の地でニッポンの4番のバットに国民の期待は集まる。

「チームの勝利に導けるような、バッティングを期待してください」

 そう力強く宣言した。2大会ぶりの世界一まで、先導していくのは、この男しかいない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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